壁に打ち当たる

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ああ、打ち当たった。助けておくれ。

私の前にそびえ立つ障害の数々。打ち当たる壁なんか本当に沢山あるので毎日大変なんてもんじゃないさ。1つ1つ例をだしていったら、多分すごく思い気持ちになる事必死なので、今回の壁についてのみ書かせて頂きます。

それはね、良い仕立て屋さんを見つけるってことだよ!

インドに来ると、私は必ず仕立て屋さんを探し、オーダーメイドの服を作ってもらっています。前回もKannurでは大変素晴らしい仕立て屋さんに出会えて、ひどく感動したのです。ただ、「良い仕立て屋さん」を見つけるのは本当に至難の業なのです。何故かと言いますと…

大抵のインドの仕立て屋さんは腕がいいはず。だって、ずーっと仕立て屋さんをしているんだからね。でも、普通のワイシャツ、ズボン、インドの伝統的な服のみしか縫った事がない所も多い。なので、私たちが着ているような「ヨーロピアンスタイルの服」を作ってくれと言っても断られる所が結構あるの。

私が基本的に探しているのは実際に”縫う”作業をする人が5〜10人程いるような所で、おじいさんに近い年配の分厚い眼鏡をかけた…なんと言いますか、”カッティングマスター”的な人が、パターンを作ってくれる人がいる所なの。

そういう所は、このマスターおじさんがデザイン画をみて、サイズを測ってくれて…見ただけでどういう感じのモノが欲しいかって言うのを分かってくれるの。信頼もできるしさ。職人技さ。色んなサイズの調整も可能だしさー。素晴らしいよ。

と言う訳で、今回もそういう感じのところを探していたんですが、まず最初に試しでシャツを作ってもらった所は…うーん。やっぱり100%の信頼が置けないと言いますが。実際出来上がりもやはり悪くはないけど、良くもない。というわけで、次は布を買った場所でお勧めの仕立て屋さんを紹介してもらいました。

すると、私が理想とする場所そのもので、デザイン画(スウェーデンで買ったアンティークの型紙のデザイン画)を見ただけで、すぐに分かってくれる。寸法も自由自在で変更も自由自在。全て完了したところで値段の話になったの。

今までの経験から行くとだいたいこれくらいかなー?って言う値段があるんだけど、その値段の何と3〜5倍!ま、マジか!

しかも、何が悔しいかって、職人おじさんがその値段をはじき出した訳ではなく、受付にいる若い男の子がこの金額を提示してきたの。明らかに吹っかけられてるやん。職人的おじさんも「え?」って感じで値段を聞き直していたしさ。その後に何かマラヤラム語で若者に抗議して、その部屋から立ち去ってしまった。

結局その若者は「ディスカウント!」と言って一気にかなり値段を下げてきたが、明らかに吹っかけてきた+ディスカウントの値段でもまだ通常の倍以上の値段だと判断したので「払えません」と言って出てきたの。

ああ、あのおじさんは最高やったのになー。あの若者め。あの若者のおかげで全てが台無しさ。ああ、再び振出しに戻った訳で。なんだか、布だけが増えていくんだけど…。

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