pippi's archive August 2009

最近ひどく心に残った本のについて

どうも。「心に残った本」と言うよりは、ポッドキャストでダウンロードした朗読を聴き、そこから「いつまでも頭の中から離れない文章」と言った方が正しいのでしょうか・・・。

 先ほども言いましたが、最近音楽を聴くよりも朗読を聴いていた方が落ちつくので、朗読ばかり聴いております。その中で、「こんなに素晴らしい表現があろうか!」と、恐ろしく感動したものを2つ紹介したいのです。ちなみに、本の内容とは特に関係がないので参考にはなりませぬ。

 1作目は太宰治のヴィヨンの妻です。読んだ事ある人は多いのでしょうか?個人的には太宰治の作品は読んでいるだけで卑屈になってくるので元気な時にしか関わらないようにしておりますのよ。

 夫の借金を返さなければいけないが、良い当てもなく幼い息子を抱いて街をうろつく妻が思った事。

『坊やは、何と思ったのか、おいもを口の中に一ぱい頬張ったまま、けけ、と妙に笑いました。わが子ながら、ほとんど阿呆の感じでした。』

 です。これは事ある毎に思い出し、私を悩ます。赤子が「けけ」と笑う様・・・。末恐ろしい!昔は犬の鳴き声を「びょう!びょう!」と表現していたのと同じくらい気になる!主に吉田戦車が書く赤子の絵で、「けけ」という擬音が描かれている感じ。ちょっと失笑したい時に最近毎回この図が浮かぶの。かなりの影響力のある一言でした。

 さて、2作目は菊池寛の俊寛です。

 平家打倒の陰謀に失敗し、鬼界ヶ島へ島流しにあった俊寛。陰謀の張本人と言う事より他の受刑者が赦されたけど、俊寛のみ鬼界ヶ島に取り残された。そこで出会った少女に良い所を見せようと大きな魚を釣ろうとするが上手くいかず。そこで少女がとった行動。

『その時に、突然かの少女が叫び始めた。俊寛は、最初彼女が、何か自分に話しかけているのではないかと思った。が、少女は天の一方を見詰めながら叫んでいる。そのうちに、俊寛は、その叫び声の中に、ある韻律(いんりつ)があるのに気がつく。

 そして、この少女が歌をうたっているのだということが分かる。』

 です。俊寛ひどい!少女も頑張っていい所を見せようと思ったのに!ただ、これから2つの事が思い出された。1つはインド女性の歌い声。2つ目はクリンゴンの歌い声。まあ、この2つについては私に取って大変重要なポイントですが、全く興味がない人の方が多いはずなので無視して下さい。ただ、俊寛の感覚に新鮮みを覚えたもので。

 今でこそ音楽には色々なものがあると言う事を私たちは経験から知っておりますが、当時は勿論そんな事を知る由もなく。ノイズバンドなんて、この当時にしたら恐ろしい程のタダの雑音だもんね。

 ということで、カプラ!

日常のたわいもない事。

母親からこんな写真がメールで送られてきたの。まあ、これだけではなく他に3枚の写真も一緒に送られてきた。他の3枚は近所の子供の写真。はい。この意味は分かります。「この子達は可愛いけど、相手するのも30分が限界やなー」っていう近所の子供達やろ?私の言葉ではなく、母の言葉ね。

そしてこの、ぼやけきった写真。ペンギン3匹。

母はよく自分が「可愛い」と思った写真(主に福井新聞や福井新聞に挟まれていた広告)を切り取ってスウェーデンまで送ってきたりする。理由は「福井新聞のニュースはスウェーデンまではこないだろう」と言う理由からです。でも、ネットでも見れるからね。

でも、何の説明も無しにこんな写真を送られても大変動揺するので、電話をかけて「このニュースの内容はなに?」と聞いたらそれはあまり興味がなかったらしい。ただ、こんなぼやけた写真でも、母なりに努力して写真を撮ったらしいです。まず、黄色のバック。これは黄色の枕を敷いて、フラッシュをたいても反射しないようにしたとの事。「新聞紙やし、ペラペラで立たないから写真撮るの大変!」と言う事です。

ちなみに、可愛いのはこの子ペンギンではなく、親ペンギンの足下だと思います。大抵、こういう所を可愛いと思う人だし。そして、私もそうだし。前に送ってきた写真は「洪水で怯える老人」の写真だし。まあ、可愛かったけどさー。

話しはガラリと変わるのですが、私は疲れがたまるとヘルペスがでる。今回は鼻の穴の中(こういう場合はヘルペスと言うのでしょうか?)です。常に鼻くそが付いているような感覚に見舞われ、少しでも鼻をかんだりすると、そこから血が出たり。全くもって厄介な上に、なかなか治らない。

夫に相談したら「このクリームを塗っておけば乾燥しないから血も出なくなって治りも早いよ」と言われたので試したら、恐ろしい程のスピードで治りかけています。やはり、人に相談するってことは悪いもんじゃないのだとひどく感動。アナタの知恵、借ります。

ああ、国際。国際免許証だよ。

国際免許証を取得しました。スウェーデンで車を運転する為ではなく、日本で車を運転する為です・・・。なんか、国際って感じでしょ?

 さて、そんな表向き国際な私ですが、18才の時に、福井県の大野自動車学校で教習を受け、福井県で免許を取った訳です。では、どうして日本で運転する為に国際免許証が必要なのか。それは、スウェーデンに来て日本の免許を更新せず、スウェーデンの免許を取得した為です。

 スウェーデンでは「EU国内、スイス、日本の免許のみスウェーデンの免許に交換可」という素晴らしい法律がある為、即交換。だって、免許の更新は10年に1度だし、IDとしても大助かりだし、日本のように更新の度に「もう絶対違反はしません!」って心に誓うような悲しい映画も見なくていいし。(私、ああいう映画を観る度にトラウマが増えるんですよ。)

 そんな訳で現在スウェーデンの免許です。日本に帰る為の準備です。ちなみにスウェーデン語訳、英語訳などがついていますが、スタンダードはフランス語なので、なかなかかっこ良いよ。ああ、大野市で取った免許がフランス語になろうとは。おそろしや。

 でも、もっと恐ろしいのはこんな田舎者な私が威勢良く国際免許を出す様よ。もし私が警察やったら警棒で叩くかも。意味もない怒りってやつ?

(*ちなみに、写真の国際免許証の左上に数字が書いてありましたが、個人情報なのでフォトショップで消しました。実際には数字が記入してあります)

新しいテーマです

夫にブドウを与え、ブログのテーマを新しくしてもらいました。最近アンティークののことを書いてるので、何となくスウェーデンっぽいテーマの方が良いかな?と。華やかでしょ?もうすぐ秋だって言うのにね。

 今日、散歩をしていたら下半身は車の絵を描いたパンツ一枚にTシャツの3,4才くらいの男の子を見かけました。玩具の車をずっと中腰で走らせながら歩くので、彼の両親はなかなか前に進めない事にちょっとイライラしていたようです。

 散歩の後、カフェでお茶をしていたら再び例の家族を発見。通り過ぎた場所からかなり離れている所なのに、未だにあの男の子は車を中腰で走らせながら、パンツのまま歩いていました。人の親になると言う事は、とっても忍耐力が必要なんだと思ったの。まあ、私には忍耐力はないけど、夫には人の5倍は忍耐力があるからホッと胸を撫で下ろすのさ。ホッ。

誕生日とママのケーキ

昨日は夫の誕生日だったのよ。特に何もしないけど、夫の両親とお茶したの。夫のママがケーキを焼いてきてくれたの。何故半分かと言うと、そんなに沢山食べれないから。

 夫の誕生日の時には「毎年イチゴの季節なので、ブルーベリージャムとイチゴのケーキなのよ」と夫のママが言っていました。ああ、なんと言う可愛さ・・・。ああ、そうそう。夫の両親は恐ろしい程の可愛いよ。あまりに可愛すぎて、私の両親までもが「可愛い」と言う程さ。

 そんなわけで、ミニミニ誕生日パーティーをしたのですが、我思うのよ。夫は何と恵まれているのだろうと。結構年なのに、未だにママとパパがケーキを焼いて持ってきてくれるとかさ。なんか、有り得ないなぁ・・・とね。ちなみに我が実家ではケーキは焼かずに買うのが当たり前ですし(日本のほとんどの家庭ではそうかもね。)、誕生日と言っても特に祝う事もないですし。まあ、大人なので、今更祝ってもらっても・・・って感じやしなー。

 だからすごいと思うのよ。祝われる方も、祝う方も。全く不自然ではないと言うか、なんと言うか。やはり我には邪の部分が多すぎるのかしらん?だって、この文章自体にも「え?私がおかしいの?」っていう感じと、何やら刺々しい鋭利な何かを感じないかね?「悪い意味じゃなく・・・」とか言う言葉も通じないくらいに。

 夫の誕生日にこの書き様。コングラッチュレーション!

ラズベリーチーズケーキを作ったの

ラズベリーもたんまり摘んだし、何か作らねば・・・。と思ったので、ネットでチョロっと検索したら、チーズケーキが出てきた。あまりに美味しそうだったので、今日焼いたの。まあ、結果から言いまして、少々失敗いたしましたので、完璧とは言い兼ねますが、次回は完璧だろうと手応えを感じたの。

 材料を並べ、パチッと写真に収める。ヨーグルトとラム酒以外、全て”krav”マーク付き!このマークは「良い環境、良い動物の(飼育)環境、良い健康と社会責任(かな?)によって基準づけられた」もので、消費者にとってかなり素晴らしものだと思うの。Kravマークがついていないものは大抵付いているものよりも安い。でも、私は出来るだけKravマークの付いているものしか買わないようにしていますの。

 ここ最近、かなりKrav商品が増えたので、とっても素晴らしい事だと思うしね!ちなみにお肉大好きですが、Krav以外のものは食べないようにしましょうと、私は心に誓ったの。おら、ドキュメンタリーとか見て、影響されやすいんだ。

 話しは戻りますが、何故ヨーグルトだけKrav商品を買わなかったのか謎なんですが、材料を揃え、レシピを見る。うーん、なるほど。

 まあ、作る段階はバシッと省いて・・・、はい、出来上がり!どう?なかなか良い感じの見た目でしょ?あまりに見た目が良いので、私の秘蔵のアンティークランチョンマット、先日7枚1,500円で奇跡的に見つけたGustavsbergのPrunus(プルーヌス)のお皿、Uppsala EkebyのBellisのコーヒーカップでお茶おしましたの。おら、何とハイカラなの?

 ちなみに、ピンクのボウルはSigvard Bernadotteという、スウェーデンの元王子様。結婚と同時に王室を離れましたが、デザイナーとして、スウェーデンでも超がつく程の有名人でございます。このシリーズはMargrethe(マルグレーテ)と言うのですが、大抵の家庭にあります。その他にも彼の作品でよく日常で目にするものは結構あるのですよ。

 再びちなみに、現プリンスも芸大を出ており、ナイフとフォーク、スプーンをデザインしたという記事が出ていました。スウェーデンめ、おしゃれ野郎!

 そうそう、チーズケーキの味ですが・・・、次回は完璧に作りますのでお許しくだせぇ。

森で遊ぶ

この世の中で一番楽しい事・・・。まだ決めきれませんが、「1番になってもおかしくない候補」として、「スウェーデンの秋の森で遊ぶ」と言うものが私の中にはあるのですよ。何故かと申しますと、食料豊富な上、平坦で、草もあまり生い茂ってはいなく、蛇もおらず、静かで和むの。

 ただ、下準備は必要です。まず、蚊が異常に多い(母はスウェーデンで唯一の嫌な思い出だと言った程、蚊が多い)ので、肌を極力出さない。まあ、地面が湿っているので私は可愛い編み上げの赤い長靴をはいて出かけるので、まず足は刺されませんが、手と顔(頭)も守らねばならぬのよ。私はパーカーの帽子を深くかぶり、なるべく肌を出さすに頑張ったけど、結局指とおでこを刺されたさ。

 ブルーベリーはもちろんの事、写真にもあるようにホロムイイチゴ(スウェーデン語ではHjortron:ユートロンと言います)など、こちらでは結構高価なベリーまで。実は、私は今回初めてホロムイイチゴを直に食べたのです。かなり熟していたため、とっても甘かった!味はベリー独特の酸っぱさって言うよりも・・・とってもコクがある、濃い味がしました。違うかもしれないけど、マンゴーとかパッションフルーツみたいなああいうマッタリした感じ。まあ、「全く違うよ!」と言われればこちらも「申し訳ないです」と謝るのみ。

 変なキノコも沢山ありました。今回はキノコ図鑑を持って森に入ったので、かなり楽しくキノコを観察。でも、図鑑にも載っていない変なキノコを発見。なんか、団扇みたいなキノコ(写真を見てね)。これなんでしょう?とっても怪し過ぎるけど、奇麗でしょ?

 ああ、楽しすぎて森を出たくない!と思っていましたが、夫が「熊が多いらしいよ」と言うので転げるがごとく、我先にと森を脱出。そして、道に迷い、びっくり・・・。

 結局3時間程森を歩き続け、大変楽しかった!森、最高。

ラズベリーを摘む

週末に夫の両親と夫と一緒にラズベリーを摘みにいった。私がスウェーデンに来て以来、「今年はあまり良いラズベリーの年ではない」と言い続け、遂に”ラズベリーの当たり年”に巡り会えました。ああ、幸福。と言うわけで、北へ。

 2泊3日という、大変ゆったりした旅立ったので、1日目はゆっくりからを休め、2日目の朝から元気に森へ。写真にもあるように、小さなバケツを家族全員腰に下げ(夫曰く、「これはパパの発明だ」だとよ。「両手が使えて便利!」だとよ。)、ただ無言で摘む。といっても、姪っ子も来ていた為、何故か私がその子の面倒を見ながら摘む。

 もう、一面ラズベリーだらけ。あまりにラズベリー過ぎて、どれを採っていいのやら。というのも、人と言うのは欲が出る為、より大きく、より奇麗で熟したラズベリーを!と思っちゃうのです。熟した物は本当にラズベリーの実をちょっと軽く引いてあげると、もしくは触るとポロッと採れる。摘む、食べる。摘む、バケツに入れる。を繰り替えし、びっくりする程収穫。たった数時間で大きなバケツ1杯採れました。

 これで1年間ずっとラズベリーには困るまい。ケーキに使い、ブルーベリーと合わせて「クイーンジャム(本当はDrottningsylt )」を作ったり。ああ、なんと言う姫な生活よ。

 まあ、こんな優雅なことをしているわけですが、何が大変かと言うと、採ったら今度は汚いラズベリーが混じっていないか、虫がいないかなど、1つづつ手で分けていきます。これが一番大変なのさ。まあ、後は冷凍保存です。ふー、何と素晴らしい事よ。スウェーデンの森は素晴らしい。

お粥で

タイトルが『お粥で』ですが、写真は美味しそうなデザートです。ああ、ひもじい・・・。

 さて、何が言いたいのかと申しますと、現在私はお粥ダイエットをしております。昨年より、暴飲暴食の日々で、太った事に気がついていても「気にせず、だんまり」と、石になっていたのです。ただ、数ヶ月程前より「ちょっと、笑えない」と言うことに気付き、走ったり、食べ物を減らしたりしていたのです。

 いつもは1kg増えたら即ダイエットをして常に同じ体重をキープしてきたのですが(この体重が一番動きやすく、私に合っている為)、今回は既に3kg増。いくら頑張っても減らないのですよ。本当に頑張った。でも減らない!走った。でも減らない!と言う事がダラダラと続いたのです。本当に毎日体重が増えている感じですよ。

 まあ、私は元々ほとんど間食はせず、基本的にお菓子より塩辛やおにぎりの方が好きなのですが、ある日、「間食していない」って言う事を良い事に、朝、昼、晩と食べ過ぎていた事に気付いたのです!、ああ恐ろしい事よ!

 と言う経緯を経て、「夜は3分粥をたらふく食べる事にしよう」という結論が出て、ここ1週間程「夕食は粥(かなり大きめのどんぶり1杯)」にしているのです。

 正直、水を沢山飲みながら食べる癖があるのでどんぶり1杯の3分粥を食べると腹がパンパン。でも、ほとんど水分なので寝る頃までには全くお腹に残っていません。とってもスッキリ。体重もあと1kgで元に戻るし、大変素晴らしいものを見つけたと喜んでおります。とりあえず、日本では暴飲暴食をしたいので、帰国時までには体重を元に戻し、安定させたいと思っております。でも、夜にお粥を食べだしてからとってもお腹がすっきりして気持ちよいので続けられそうです。

こんな物ばっかり・・・

私はよく意味もなく小さなものを買う。使い道はどうでも良いし、ただ持っているだけだけど。古くて可愛いものはどうしても持っていたいの。どうしても買いたいの!といっても、大金は持っていないので、100円以内なら何でも買う。

 これは先日買った飾り用テープです。60-70年代の物なんでしょうか。なんだかとっても可愛い。”Nyhet (new!)”って書いてあるけど・・・何と古めかしい事よ。こんな物が100円以下で売っていたら買うでしょ!でも、こんな物ばかり買っているから、最近物を置く場所がなくなってきました。

 夫は奇麗好きで、元々あまり物を買わない人なので、すごく微妙な表情で私の収集物を見ております。まあ、見ていると言うよりは「一瞬視線を持っていき、そして微妙な表情」と言った方が良いのでしょうか。そうです。彼は私の収集趣味を快く思っていません。

 まあ、そんな事は無視して、Pippi宝物箱に日々物が増えてゆくのです。