日本に住んでいると、「日本の食文化」の素晴らしさを忘れてしまうことがある。私は生粋の福井県民で、海の幸、山の幸をたくさん堪能してきましたが、その幼少時代がなんと贅沢なものであったか。スウェーデンに引っ越して6年間。毎日毎日痛感しておりますの。
私は食に貪欲です。美味しいものを食べたいし、量もたくさん食べたいし、食べたいものは今すぐ食べたいし。その食べたいものというのはほとんど日本食/アジア料理なのですが、日本食/アジア料理は本当に特別な食材を使うため、けっこうスウェーデンで再現しようとするとなかなかうまくいかないんだよね。
スウェーデンにはサーモンはたくさんあるんですが、基本的に魚介類は乏しい。だからといって、野菜の種類も多い訳ではない。アジア系のハーブはもちろん皆無だしさ。まさしく「サーモン、肉、ジャガイモ」の食文化なの。
でも、食欲には勝てない。だから、無駄は承知だけど、とりあえず努力してみるのさ。
最近ずっと考えていたこと。「スウェーデンで明太子くらいなら作れるんじゃないのか」と。なぜなら、スウェーデンにはrom(ロム)/もしくはKaviar(キャビア)なるものがあるの。普通の魚の卵の塩漬けことで、世界三大珍味のキャビアとは卵の種類が異なるの。
辛子明太子の作り方をネットで検索したら、とりあえずタラの卵を塩で漬けているしさ。だから私は「スウェーデンで明太子くらいなら作れるんじゃないのか」と考えていたのよ。
そして遂に実行。Kalles Kaviar(カッレス キャビア)でおなじみのAbbaという会社のAbba Caviar röd finkornig rom MSCを使用。ちなみに後々分かったことですが、「どうも食感が数の子だなー。」と思っていたんですが、Sill (ニシン) の卵を使用と書いてあったので、数の子で正しかったようです。ということで、辛子明太子風数の子。
1)小さな入れ物に韓国風唐辛子、砂糖、醤油、レモン1,2滴ほど(分量・・・唐辛子は小さじ1程度、砂糖は小さじ2/3くらい、醤油大さじ1-2くらい?多分・・・。)を入れる。
2)鍋に酒(私は酒が無かったので焼酎を使いました。1dlくらいかな?)をいれ、沸騰させアルコールを飛ばします。そこにホンダシ、昆布茶パウダーを入れます。(もちろんかつおぶしと昆布でだしを取るのが一番だけどさ。)
3)1と2を混ぜ、冷やす。
4)3にキャビアを入れ、混ぜ合わせます。冷蔵庫に入れて半日くらいで凄まじいほどに美味しい辛子明太子風数の子(もどき)になります。
結構簡単でしょ?ま、本格派を目指す人は改良の余地ありだと思うし、日本へ行けばいい話だし。でも、スウェーデンで心の底から明太子が食べたいときには、大粒の涙が出るほど感激する味ですぜ。
ちなみに私はここ数日、明太子パスタや明太子おにぎり、普通に白米に明太子と、明太子ずくしの食生活を送らせて頂きました。なんとまあ、白米の進むことよ。ある意味、妊娠中に日本に帰っていたら、かなり危険だったのではないかと危機感を感じるほどに、この塩分の高い明太子ご飯がおいしいの。ちょっと、毎日食べないように、1〜2週間に1度しか作っちゃ駄目ね。
本当、スウェーデンに住んでいて、非常に明太子が食べたい人には超お勧めです。ちなみに、この会社のAbba Caviar Kungslaxromも味付けすればいくら丼になるんじゃないかと企んでおりますの。ああ、食に貪欲であれ。必要は発明の母とはよく言ったもんです。